〔東京株式〕堅調=前場の流れ継続(8日後場寄り付き) 2025年07月08日 12時40分

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比166円16銭高の3万9753円84銭と、前場終値から小幅に上昇して始まった。トランプ米大統領が日本への関税率を公表したものの、前場の流れを引き継ぎ、交渉期限延長などを好感して堅調な動きとなっている。

 (前引け)【プライム】午前の日経平均株価は前日比123円61銭高の3万9711円29銭と上昇した。トランプ米大統領が公表した日本への25%の関税率や米国株安が嫌気され小幅安スタート。ただ、米との協議期限の延長による交渉進展期待や円安を支えに反発した。東証株価指数(TOPIX)は、3.85ポイント高の2815.57。
 63%の銘柄が値上がりし、33%が値下がりした。出来高は8億3051万株、売買代金は2兆0057億円。
 業種別株価指数(33業種)は、鉱業、非鉄金属、海運業などが上昇。医薬品、その他製品、保険業などが下落した。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は反落。出来高は2億6756万株。
 【グロース】グロース250とグロースCoreはともに続伸。

 (10時08分)日経平均株価は下落して始まったものの、間もなく反発。一時上昇幅を前日比200円超まで拡大した。市場関係者からは「想定外に上昇している」(中堅証券)との声が聞かれた。その上で「関税率がトランプ米大統領の言う30%や35%にならず、期限の延長で交渉が進展するとの期待が上回ったのではないか」(同)との見方を示した。また、「米国株は高値圏のため下落したが、日本株についてはむしろ出遅れ感が意識されたのかもしれない」とも話している。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比45円61銭安の3万9542円07銭と小幅安で始まった。トランプ米大統領が日本などに新たな関税率を示したことが嫌気される一方で、為替の円安進行が支えとなり売り買いが交錯。寄り付き直後にはプラス転換し前日終値を挟んだもみ合いとなっている。

注目ニュース