〔東京外為〕ドル、146円前後=トランプ関税不透明で横ばい(8日午後3時) 2025年07月08日 15時09分
8日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、トランプ米政権の関税政策の先行き不透明感から積極的に動きにくく、1ドル=146円前後で横ばいとなっている。午後3時は、146円09~11銭と前日(午後5時、145円19~20銭)比90銭のドル高・円安。
午前は、国内輸入企業の買いなどが先行。前日の米国時間の高値を抜けるとストップロスを巻き込み、146円40銭台と6月23日以来、約2週間ぶりの高値を付けた。正午に向けては、利益確定や持ち高調整の売りに押され、146円近辺に軟化した。
午後は、豪中銀が利下げ予想に反して政策金利を据え置くと、豪ドル買い・ドル売りが強まり、ドル円は145円80銭台に軟化。その後は、時間外取引で米長期金利が上昇を受けて、146円10銭付近に買い戻された。
ドル円はもみ合い。トランプ米政権の関税政策の先行き不透明感から、146円を挟んで一進一退となっている。市場関係者は「関税に関する新たな手掛かり待ち」(国内銀行)と話している。
ユーロは正午に比べ対円、対ドルで小動き。午後3時は、1ユーロ=171円42~46銭(前日午後5時、170円52~53銭)、対ドルでは1.1734~1735ドル(同1.1744~1745ドル)。