長崎市の対応を歓迎=平和式典、初出席へ―台湾 2025年07月08日 16時22分

【台北時事】台湾外交部(外務省)報道官は8日の記者会見で、8月9日の長崎原爆の日に開催される平和祈念式典に台湾の出席が認められたことを受け、「喜ばしく思う」と歓迎し「適切な出席者の人選」を進めると表明した。長崎市は当初、招待対象に台湾は含まれないと説明し、外交部が「遺憾の意」を示していた。
外交部によると、台湾が長崎の平和祈念式典に参加するのは初めて。広島市が開催する同6日の平和記念式典にも初めて出席する。
外交部報道官は、広島と長崎の両式典は台湾が掲げる自由と民主主義、平和、人権という「外交の価値観」に資すると述べ、「同時参加を望んでいた」と強調した。