トランプ氏、韓国と「真剣な協議」=造船やアラスカ州化石燃料で協力 2025年08月26日 07時32分

トランプ米大統領(写真左)と韓国の李在明大統領(いずれもEPA時事)
トランプ米大統領(写真左)と韓国の李在明大統領(いずれもEPA時事)

 【ワシントン、ソウル時事】トランプ米大統領は25日、韓国の李在明大統領との会談冒頭で、「(韓国と)貿易を含め、極めて真剣な協議を行う」と述べた。韓国製船舶の購入や造船拠点の米国への移転に加え、米アラスカ州の化石燃料事業での協力が今後の議題となりそうだ。
 米韓は7月、韓国への米相互関税を15%とすることで合意したものの、韓国の農産物市場開放などを巡って認識に隔たりがある。韓国大統領府によると、会談では農産物市場開放は話題に上らなかったという。
 トランプ氏は、「韓国から船舶を買うだけでなく、(韓国企業に)米国で船を造ってもらいたい」と語った。トランプ政権は製造業の国内回帰を掲げており、造船は戦略分野の一つと位置付けている。
 トランプ氏はまた、韓国との協議にはアラスカ州での化石燃料事業に関する「ディール(取引)」も含まれると指摘。同事業には「日本も強く関与する」と語った。 

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