仏内閣、不信任の公算=バイル首相が「9月8日投票」表明 2025年08月26日 08時10分

25日、パリで記者会見するフランスのバイル首相(AFP時事)
25日、パリで記者会見するフランスのバイル首相(AFP時事)

 【パリ時事】フランスのバイル首相は25日に記者会見し、7月に発表した緊縮型予算の編成方針について賛否を問うため、9月8日に下院で内閣の信任投票を求めると表明した。野党各党は反対票を投じる構えで、少数与党のバイル内閣は不信任を突き付けられる公算が大きくなっている。
 バルニエ前内閣は昨年12月、緊縮型予算案を巡る下院の不信任決議で総辞職した。後任のバイル氏も難しいかじ取りが続いている。
 会見でバイル氏は、フランスが巨額の公的債務を抱え、「危険な状況だ」と主張。欧州連合(EU)基準を超過した財政赤字の削減に向け「全力で闘う」と訴えた。野党を説得するため、信任投票までに一部譲歩する可能性も示唆した。 

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