〔米株式〕ダウ反落、349ドル安=最高値更新で利益確定売り(25日) 2025年08月26日 05時42分

 【ニューヨーク時事】週明け25日のニューヨーク株式相場は、先週末の史上最高値更新を受けて利益確定売りが膨らみ、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比349.27ドル安の4万5282.47ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は47.24ポイント安の2万1449.29で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前週末比1億7755万株減の9億1323万株。
 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は22日の講演で、9月利下げの可能性に含みを持たせた。金融緩和再開によって米景気が支えられるとの期待感が広がり、同日のダウ平均終値は昨年12月以来約8カ月半ぶりに最高値を塗り替えた。今月に入ってから同日までのダウ上げ幅は1500ドルに達したことから、相場の過熱感が意識され、金融株など幅広い銘柄に売りが出やすい地合いだった。
 エヌビディアは1.0%高。27日に5~7月期決算発表を控える中、生成AI(人工知能)成長期待に伴う半導体需要が底堅いとの見方から買われた。
 この他のダウ構成銘柄は、アムジェンが1.8%安、JPモルガン・チェースが0.5%安、ホーム・デポが0.9%安。ナイキは1.0%高だった。

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