〔NY外為〕円、147円台前半(25日朝) 2025年08月25日 22時19分
【ニューヨーク時事】週明け25日午前のニューヨーク外国為替市場では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を受け進行した円買い・ドル売りが巻き戻され、円相場は1ドル=147円台前半に下落している。午前9時現在は147円30~40銭と、前週末午後5時(146円85~95銭)比45銭の円安・ドル高。
ニューヨーク市場は147円30銭近辺で取引を開始。パウエルFRB議長は22日、年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演し、雇用の下振れリスクが増大しているとした上で「政策スタンスの調整が必要になる可能性がある」と発言。これを受け、FRBが9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ検討に入るとの期待が台頭し、円高・ドル安が進み、円は一時2円以上急伸していた。週明けのこの日は反動から円買い・ドル売りの巻き戻しが先行している。
ただ、この日はロンドン市場が休場となる中、朝方は米経済市場の発表もなく、値幅は限定的。新規の材料待ちで方向感を探る展開となっている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1690~1700ドル(前週末午後5時は1.1715~1725ドル)、対円では同172円40~50銭(同172円21~31銭)と、19銭の円安・ユーロ高。