〔ロンドン外為〕円下落、147円台後半(27日午前10時) 2025年08月27日 18時38分
【ロンドン時事】27日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台後半に下落した。フランスの政治不安を背景にリスク回避のドル買いが対ユーロなどで進み、円相場にも波及した。午前10時現在は147円86~96銭と、前日午後4時(147円45~55銭)比41銭の円安・ドル高。
円は序盤、日本株高などを背景に円が切り下がった海外市場の流れを引き継ぐ中、148円付近では実需の円買い・ドル売りが出て、下げ幅を縮小。ただ、ドル買い地合いからすぐに円売り・ドル買いが優勢となり、方向感の欠ける展開となった。
トランプ米大統領による理事解任表明から、市場では米連邦準備制度理事会(FRB)の独立性に対する懸念が出ているものの、「先行きが見えず、どうなるか分からない。全般的にドル売りが進むような状況にはなっていない」(邦銀筋)との声が聞かれた。
対ユーロは1ユーロ=171円36~46銭(前日午後4時は171円86~96銭)と、50銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1583~1593ドル(同1.1650~1660ドル)。
ポンドは1ポンド=1.3441~3451ドル(同1.3473~3483ドル)。