〔NY外為〕円、147円台半ば(26日朝) 2025年08月26日 22時14分
【ニューヨーク時事】26日午前のニューヨーク外国為替市場では、海外市場で一時優勢となった円買い・ドル売りの流れが継続し、円相場は1ドル=147円台半ばに強含んでいる。午前9時現在は147円50~60銭と、前日午後5時(147円70~80銭)比20銭の円高・ドル安。
トランプ米大統領は25日、連邦準備制度理事会(FRB)のクック理事が住宅ローンに関連して虚偽の申告をしたとして、即時解任すると表明した。これをきっかけに金融政策運営の信認が揺らぐとの懸念が高まり、東京市場では円買い・ドル売りが一時急速に進行。その後、ドルの買い戻しが入ったものの、ニューヨーク市場に入ってからも円高・ドル安地合いが続いている。
米商務省が朝方発表した7月の耐久財受注額は前月比2.8%減と、市場予想(4.0%減=ロイター通信調べ)に比べて幾分強めの内容だったが、相場の反応は限られている。市場の関心は、米民間有力調査会社コンファレンス・ボード(CB)が午前に発表する8月の消費者景気信頼感指数に向かっている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1640~1650ドル(前日午後5時は1.1615~1625ドル)、対円では同171円80~90銭(同171円60~70銭)と、20銭の円安・ユーロ高。