〔ロンドン外為〕円下落、147円台後半(23日午前10時) 2025年06月23日 18時28分

 【ロンドン時事】週明け23日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米国によるイランへの大規模空爆で中東情勢がさらに緊迫化したことを受け、円売り・ドル買いが進行し、1ドル=147円台後半に下落した。午前10時現在は147円56~66銭と、前営業日午後4時(145円87~97銭)比1円69銭の大幅な円安・ドル高。
 先週末に米国がイランの核関連施設への軍事攻撃に踏み切り、ほぼ全通貨に対してドル高になった海外市場の流れを引き継いだ。イランがホルムズ海峡封鎖を示唆したことも、原油供給への警戒感が広がり、円の押し下げ要因となった。市場では「ここ数カ月でドル売りが一気に進んだため、その巻き戻しもあり円安が進みやすい地合いにある」(邦銀筋)との声が聞かれた。
 対ユーロは1ユーロ=169円43~53銭(前営業日午後4時は167円96銭~168円06銭)と、1円47銭の円安・ユーロ高。2024年7月下旬以来11カ月ぶりの安値水準となった。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1477~1487ドル(同1.1508~1518ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3410~3420ドル(同1.3460~3470ドル)。

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