新型EV、欧州で年内発売=26年までに14車種―トヨタ 2025年03月12日 08時34分

新型電気自動車(EV)を発表するトヨタ自動車の欧州部門トヨタモーターヨーロッパの中田佳宏社長=6日、ブリュッセル
新型電気自動車(EV)を発表するトヨタ自動車の欧州部門トヨタモーターヨーロッパの中田佳宏社長=6日、ブリュッセル

 【ブリュッセル時事】トヨタ自動車は12日、スポーツ用多目的車(SUV)タイプの新型電気自動車(EV)「C―HRプラス」を欧州で年内に発売すると発表した。同社は2026年までにレクサスブランドを含め、欧州で販売するEVのラインアップを14車種に拡大する。トヨタは欧州でのEV販売台数を27年までに新車販売の2割に当たる年間25万台と見込む。
 同社は23年末時点で、26年までに同25万台以上になるとみていた。トヨタの24年の欧州EV販売は前年比18%増と伸びたが、ドイツが購入補助金を打ち切るなどしたため、欧州市場全体では低迷しており、見通しを修正した。
 欧州連合(EU)は35年までにガソリン車などの内燃機関車の新車販売を禁止する方針で、トヨタは26年までに新たにEVを9車種投入する。脱炭素化に向けた多様な製品戦略を積極化させる。
 「C―HRプラス」は、SUV「C―HR」の兄弟車で初のEVモデル。航続距離を600キロにしたほか、充電時間も短縮した。トヨタの欧州部門トヨタモーターヨーロッパの中田佳宏社長兼最高経営責任者(CEO)は今後投入予定の新型EVについて「顧客のライフスタイル向上に重点を置いた車だ」と述べた。 

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トヨタ自動車が公開したスポーツ用多目的車(SUV)タイプの新型電気自動車(EV)「C―HRプラス」=6日、ブリュッセル
トヨタ自動車が公開したスポーツ用多目的車(SUV)タイプの新型電気自動車(EV)「C―HRプラス」=6日、ブリュッセル

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