〔東京株式〕日経平均、値を消す=TOPIXも軟調(12日後場寄り付き) 2025年05月12日 12時35分
(後場寄り)後場の日経平均株価は前営業日比46円08銭安の3万7457円25銭で始まった。引き続き利益確定売りに上値を抑えられており、日経平均は値を消した。東証株価指数(TOPIX)も下げ幅を広げるなど軟調に推移している。
(前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は、前営業日比16円47銭高の3万7519円80銭と小幅上昇。東証株価指数(TOPIX)は、2.20ポイント安の2731.29。関税などを巡る米中協議に一定の進展があったとされ、投資家心理が上向いた。ただ、利益確定売りも出やすかったほか、トランプ米大統領による薬価引き下げ姿勢を受けて医薬品株が大きく値を下げ、指数の重しになった。
53%の銘柄が値上がりし、43%が値下がりした。出来高は9億8964万株、売買代金は2兆2740億円。
業種別株価指数(33業種)は倉庫・運輸関連業、石油・石炭製品、海運業、鉱業などが上昇。医薬品、鉄鋼などは下落。
【スタンダード】スタンダードTOP20は下落。出来高2億2075万株。
【グロース】グロース250は小幅安。グロースCoreは下落。
(10時07分)日経平均株価は寄り後すぐに3万7700円台を付けたが、その後は上げ幅を縮めている。4月23日から5月2日まで日経平均は7営業日続伸。連休明けの7日は51円安と小反落したが、8、9日と再び上昇した。25日移動平均からの乖離(かいり)率は7%を超えており、「短期的な過熱状態が意識されやすい状況になっている」(大手証券)とされる。トランプ米大統領が薬価を引き下げる大統領令に署名する考えを示し、中外薬〈4519〉など医薬品株がそろって値を下げて、日経平均の足を引っ張っている。
(寄り付き)日経平均株価は前営業日比193円95銭高の3万7697円28銭と上昇して始まった。関税などを巡る米国と中国の協議進展を受けて投資家心理が上向き、買いが先行している。