〔東京株式〕安値もみ合い=材料不足(15日後場中盤) 2025年05月15日 13時42分

 (13時30分)日経平均株価は安値もみ合いとなっている。円高進行を受け、後場寄り後に一時前日比500円近くまで下落幅を拡大したものの、その後はやや値を戻している。東証プライム市場の値下がり銘柄の割合は64%と前場に比べ減少している。
 日経平均が3万8000円を達成した息切れ感などから朝方から売りが優勢だが、「下値を積極的に探る動きもなく、大型の決算も通過しており午後は材料不足で方向感が出づらい」(中堅証券)との声が聞かれた。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は、前日比490円66銭安の3万7637円47銭で始まった。為替の円高が進行していることから、前場終値に比べやや下げ幅を拡大。きょうの安値を更新した。

 (前引け)【プライム】午前の日経平均株価は前日比422円39銭安の3万7705円74銭と大幅下落して終了した。このところの急激な上昇による高値警戒感に加え、昨日に比べ為替が円高となっていることから幅広い銘柄が売られる展開となった。東証株価指数(TOPIX)は、26.82ポイント安の2736.47。
 74%の銘柄が値下がりし、23%が値上がりした。出来高は9億5087万株、売買代金は2兆3131億円。
 業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、その他製品、保険業などが下落。繊維製品、海運業、倉庫・運輸関連業などは上昇した。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は反落。出来高2億6539万株。
 【グロース】グロース250は続伸、グロースCoreは反落。

 (10時05分)日経平均株価は下落して始まり、その後一時前日比400円超まで下げ幅を拡大した。日経平均は14日は上げ一服となったものの「まだ水準は高く、過熱感が意識されている」(大手証券)ことから利益確定売り圧力が強い。きのうに比べ円高が進行していることも相場全体の重しとなっている。
 円高に加え、決算が嫌気され輸送用機器が売られているほか、証券、保険などの金融関連も安い。東証プライム市場では7割を超える銘柄が下落している。

 (前場寄り付き)日経平均株価は前日比295円77銭安の3万7832円36銭と下落して始まった。このところ急上昇による高値警戒感から売りが先行している。

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