〔東京株式〕こう着=週末控え様子見も(20日後場中盤) 2025年06月20日 13時40分

 (13時30分)日経平均株価は、材料難から値動きに乏しくこう着している。後場に入り3万8500円前後の狭いレンジ内で推移しており、上下の値幅は100円程度にとどまっている。
 市場関係者からは「中東情勢の先行きが見通せない中で、週末を控え様子見姿勢が強まっている」(中堅証券)との声が聞かれた。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は、前日比6円03銭高の3万8494円37銭とプラス転換して始まった。特段の材料のない中で前場の流れを引き継ぎ、3万8500円前後でのもみ合いとなっている。

 (前引け)【プライム】前場の日経平均株価は前日比42円77銭安の3万8445円57銭と小幅安となった。前日の米国市場が祝日で手掛かり材料難から方向感なくもみ合った。値がさの半導体関連株の一角が買われる一方、中東情勢緊迫化への警戒感などで売りが優勢となった。東証株価指数(TOPIX)は、8.23ポイント安の2783.85。
 57%の銘柄が値下がりし、38%が値上がりした。出来高は7億5522万株、売買代金は2兆0469億円。
 業種別株価指数(33業種)は水産・農林業、その他製品、保険業などが下落。繊維製品、パルプ・紙、海運業などは上昇した。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は小反発。出来高3億7843万株。
 【グロース】グロース250とグロースCoreはともに続落。

 (10時07分)日経平均株価は下落して始まったものの、切り返しプラス圏で推移している。一時前日比150円超まで上昇した。
 中東情勢悪化の懸念から「ポジションが取りづらい」(大手証券)状況の中、きのう下げたアドバンテス〈6857〉など値がさ半導体関連株が反発し指数をけん引している。
 市場関係者からは「配当再投資による需給の良さが相場を支えている」(別の大手証券)との声が聞かれた。

 (寄り付き)日経平均株価は、前日比16円09銭安の3万8472円25銭と小幅安で始まった。前日の米国市場が休場で材料不足の中、前日終値とほぼ変わらずの水準となっている。

市況・概況