〔東京外為〕ドル、一時146円台=3週ぶり、米相互関税で急落(3日午後5時) 2025年04月03日 17時04分
3日の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、一時1ドル=146円台後半に急落した。3月11日以来、約3週間ぶりの安値水準。午後5時は、147円25~26銭と前日(午後5時、149円65~65銭)比2円40銭の大幅ドル安・円高。
早朝は、トランプ米大統領の相互関税は発表を受けて一本調子の下げを演じ、147円60銭台を付けた。午前9時以降は、いったん148円30銭台へ切り返したが、米株先物の急落や日経平均の大幅下落を嫌気し、147円50銭台に沈んだ。
午後は、貿易戦争の激化懸念から再び売られ、146円80銭台へ下落。その後は下げ渋り、147円30銭台に切り返した。
トランプ米大統領は2日、貿易相手国と同水準の関税を課す相互関税を導入すると発表。全輸入品に一律10%の関税を賦課し、日本には24%上乗せする。市場は「想定していた以上に厳しい内容」(国内証券)と受け止め、日米などの主要株価指数が急落し、米長期金利が低下した。
中国やEUが米相互関税への対抗措置を講じる姿勢を示したことから、貿易戦争激化への警戒感が強まり、ドル円は朝方から3円以上急落。市場では「今後、各国が対抗措置を取るとみられ、警戒モードは続く」(外為仲介業者)との見方が多い。
米国時間に3月のISMサービス業PMI、週間新規失業保険申請件数が発表される。低調な結果となれば、景気減速懸念が一段と強まり、ドル円は今年最安値の146円55銭を試す可能性がある。
ユーロは対円でもみ合い、対ドルは大幅上昇。午後5時は、1ユーロ=161円54~56銭(前日午後5時、161円49~51銭)、対ドルでは1.0970~0971ドル(同1.0791~0792ドル)。