〔NY石油〕WTI急反落、66.95ドル=一時8%安の65ドル台(3日) 2025年04月04日 05時18分
【ニューヨーク時事】3日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、新たな米高関税政策の発表に主要産油国の増産決定と売り材料が重なり、急反落した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物の清算値(終値に相当)は、前日比4.76ドル(6.64%)安の1バレル=66.95ドル。6月物は4.76ドル安の66.47ドルだった。
トランプ米大統領は2日夕、ほぼ全ての輸入品に一律10%の関税を賦課するほか、60余りの国・地域別にさらに関税を上乗せする方針を発表。各国はこれに強く反発し、互いに関税をかけ合う「貿易戦争」が激化するとの警戒感が広がっている。石油・ガスなどは相互関税の適用品目から除外されたものの、世界経済が深刻な打撃を受ければ、エネルギー商品需要にも影響が及ぶ見通しだ。
加えて、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は3日未明、オンラインで会合を開催し、4月から開始した自主減産枠の縮小ペースを速めることで合意。5月は実質的に日量41万1000バレルの増産となる。これが需給の緩みへの警戒感を一層強めたほか、この日の金融市場がリスクオフ一色となる中で、エネルギー商品先物に対する手じまい売りも活発化。5月物は一時65.98ドル(7.99%安)まで値を下げた。
▽ガソリン=反落。中心限月5月物の清算値は16.67セント(7.15%)安の1ガロン=216.43セント。
▽ヒーティングオイル=反落。5月物の清算値は13.31セント(5.73%)安の1ガロン=218.89セント。