フェルナンデス、破産手続き=ギター販売、負債7億3000万円―商工リサーチ 2025年07月16日 15時26分

東京商工リサーチは16日、エレキギターの企画・販売を手掛けるフェルナンデス(埼玉県戸田市)が9日に東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたと明らかにした。ギター人口の減少や中古市場の拡大を受けて赤字が続き、資金繰りが悪化した。負債総額は約7億3000万円。
自社ブランド「FERNANDES」のエレキギターやベース、周辺機器を企画・販売。ミュージシャンの布袋寅泰さんらが愛用していた。海外へも輸出し、1999年1月期には売上高が40億円を超えた。
販売低迷で2024年7月に事業を停止。25年6月に破産を申請した。商標の一部は他社に売却されているという。