〔NY外為〕円、148円台後半(16日朝) 2025年07月16日 22時21分
【ニューヨーク時事】16日午前のニューヨーク外国為替市場では、米インフレ関連指標が予想を下回ったことを手掛かりに円買い・ドル売りがやや優勢となったあと、円相場は1ドル=148円台後半で小動きとなっている。午前9時現在は148円60~70銭と、前日午後5時(148円79~89銭)比19銭の円高・ドル安。
米労働省が朝方発表した6月の米卸売物価指数(PPI)では、総合とコア(エネルギーと食料品を除く)がいずれも前月比横ばいとなり、市場予想(ロイター通信調べ)の0.2%上昇を下回った。前年同月比前比でも総合、コアともに伸びは市場予想を下回る水準。前日発表された6月の米消費者物価指数(CPI)を受け高まっていたインフレ再燃への警戒感が後退し、米長期金利が低下したことを受け、いったん円買い・ドル売りが強まる場面もあったが、一時的な反応にとどまった。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1590~1600ドル(前日午後5時は1.1595~1605ドル)、対円では同172円40~50銭(同172円65~75銭)と、25銭の円高・ユーロ安。