半導体支援へ日本橋に拠点=ノーベル賞の天野氏起用―三井不 2025年07月16日 17時50分

三井不動産は16日、半導体産業の競争力強化を目指し、10月に東京・日本橋に交流施設を開設すると発表した。運営母体の一般社団法人「RISE―A(ライズエー)」を設立。理事長には2014年のノーベル物理学賞受賞者で、青色発光ダイオード(LED)を世界で初めて開発した天野浩名古屋大学教授を起用した。
天野氏は同日の記者会見で「異分野の人が集まって議論する場が提供できる」と述べ、施設への期待感を示した。その上で「(電気自動車などに使われる)パワー半導体の状況はわかりにくい。最新の状況を共有することで、ユーザー(利用者)側にも重要な情報を提供できる」と強調し、活用を呼びかけた。