日本に「書簡通り行動」=トランプ氏、25%の関税発動示唆 2025年07月17日 07時46分

【ワシントン時事】トランプ米大統領は16日、「日本に対し、書簡通りに行動することになるだろう」と述べた。米政権は日本に対する新たな相互関税率を25%と書簡で通告しており、改めて高関税の発動を突き付けた格好。8月1日に発動を控え、市場開放の圧力を強めている。
ホワイトハウスで記者団に語った。トランプ氏は「(米国との貿易規模が小さい)150カ国以上に書簡を送る予定だ」と説明。これらの諸国に対する関税率が同一になるとの見方を示した。その上で「中国や日本など、交渉している国とは異なる」と指摘した。
トランプ氏は日本への書簡で、相互関税率を4月に公表した24%から25%に引き上げると一方的に通知した。米国製品の輸入拡大などによって関税率を変更する可能性があるとしており、好条件を引き出そうとしている。