〔東京外為〕ドル、144円台後半=材料乏しく、小動き(4日正午) 2025年07月04日 12時08分
4日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、新規の材料が乏しく、1ドル=144円台後半で小動き。正午は、144円65~65銭と前日(午後5時、143円86~88銭)比79銭のドル高・円安。
3日の米国時間の序盤は、堅調な雇用統計を受けて145円20銭台に上昇したが、その後は利益確定や調整の売りに押され、144円60銭付近に軟化。中盤は、ISMサービス業PMIが強い結果となると、145円20銭台へ切り返した。終盤は、3連休を前に調整の売りが優勢となり、145円前後に軟化した。
4日の東京時間は、日経平均株価の伸び悩みや、実質的な五・十日に伴う国内輸出企業の売りに押され、144円50銭台に下落した。その後は買い戻され、144円50~80銭程度でもみ合った。
ドル円は動意を欠いている。新たな手掛かり材料が乏しい中、FRBの早期利下げ観測後退で下値が堅いものの、トランプ米政権の関税発動への警戒感から上値も重い。
午後は、引き続き材料が乏しい上、米休場で積極的な売買は見送られる可能性が高く、144円台でのレンジ推移が続く見込み。
ユーロは朝方に比べ対円で弱含み、対ドルは小動き。正午は、1ユーロ=170円17~19銭(前日午後5時、169円79~82銭)、対ドルでは1.1764~1765ドル(同1.1800~1801ドル)。