〔東京株式〕高値もみ合い=買い一巡(29日後場中盤) 2025年05月29日 13時50分

 (13時40分)日経平均株価は高値圏でのもみ合いが続いている。後場に入りきょうの高値を更新し、一時前日比650円超まで上昇。その後はもみ合いながらやや上げ幅を縮めている。
 米エヌビディア決算が好感された半導体関連株や、円安を受けた自動車株など幅広い銘柄が寄り付きから上昇。ただ「取引時間中には大きな材料がない」(中堅証券)として、買い一巡後は小動きとなっている。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比649円01銭高の3万8371円41銭で始まった。前場終値から上げ幅をやや拡大し堅調な動きを見せている。半導体関連株を中心に自動車株や損保株など幅広い銘柄が買われている。

 (前引け)【プライム】午前の日経平均株価は前日比633円30銭高の3万8355円70銭と大幅高。米裁判所がトランプ関税の一部差し止めを命じ投資家心理が改善、円安も進行し幅広い銘柄が買われた。米エヌビディア決算を好感した半導体関連株の上昇も目立った。東証株価指数(TOPIX)は、40.62ポイント高の2810.13。
 69%の銘柄が値上がりし、26%が値下がりした。出来高は8億3407万株、売買代金は2兆3370億円。
 業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、電気機器、輸送用機器、証券・商品先物取引業などが上昇。パルプ・紙、陸運業が下落した。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は大幅高。出来高2億4201万株。
 【グロース】グロース250、グロースCoreはともに続伸。
 (10時05分)日経平均株価は、寄り付き後に上げ幅を拡大。一時前日比500円超上昇した。東証プライム市場では、値上がり銘柄が7割を超えている。
 米半導体大手エヌビディアの決算が好感され、東京市場でも関連株の上昇が指数をけん引している。また、米裁判所によるトランプ関税一部差し止めの決定を受け、円安が急速に進行。自動車株など輸出関連株も買われている。市場関係者からは、「今後は司法も意識しながらの動きになる」との声が聞かれた。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比324円57銭高の3万8046円97銭と大幅に上昇して始まった。
 米メディアなどが、ニューヨークの裁判所でトランプ米大統領が発動した一部の関税について差し止める決定が出たと報じ、為替の円安が急激に進行。株式市場でも幅広い銘柄に買いが入っている。米半導体大手エヌビディアの決算を無難に通過し、半導体関連株にも買いが先行している。

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