ハマス、新たなガザ停戦案に難色=イスラエルは受諾表明 2025年05月30日 14時26分

イスラム組織ハマス政治部門のナイム幹部=2月8日、イスタンブール(AFP時事)
イスラム組織ハマス政治部門のナイム幹部=2月8日、イスタンブール(AFP時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉で、イスラム組織ハマス政治部門のナイム幹部は29日、仲介役のトランプ米政権が提示した新たな停戦案について「(パレスチナの)人々の要求、とりわけ戦争終結という要求に応えていない」と述べ、否定的な見解を示した。AFP通信の取材に応じた。
 ナイム氏は、新たな停戦案が「殺人や飢餓の継続」を意味していると批判。一方で「われわれの指導部が責任を持って、回答を考えている」とも語った。
 イスラエルのネタニヤフ首相は29日、ハマスに拘束されている人質の家族と面会した際、米国案を受け入れると表明した。ただ、ハマスは引き続き強硬姿勢を貫く可能性があり、妥結に至るかは不透明だ。 

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