内閣支持20.9%、最低更新=日米関税交渉「期待せず」5割超―時事世論調査 2025年05月22日 15時03分

石破茂首相=21日、首相官邸
石破茂首相=21日、首相官邸

 時事通信が16~19日に実施した5月の世論調査によると、石破内閣の支持率は前月比2.2ポイント減の20.9%で、2カ月連続で発足以降の最低を更新した。不支持率は同1.7ポイント増の52.9%だった。
 内閣を支持する理由(複数回答)は「他に適当な人がいない」9.2%、「首相を信頼する」5.4%などの順。支持しない理由(同)は「期待が持てない」が最多の31.1%で、「リーダーシップがない」21.0%、「政策が駄目」20.9%などだった。
 トランプ米政権の関税措置を巡る日米交渉について「期待している」は27.1%にとどまり、「期待していない」は53.7%に上った。
 夏の参院選比例代表の投票先を尋ねたところ、自民党が19.7%と最多で、前回の4月調査からは0.9ポイント減少。次いで国民民主党が11.2%(前回10.6%)、立憲民主党9.4%(同7.8%)。以下、公明党4.4%、日本維新の会4.1%、れいわ新選組3.7%、参政党2.0%、共産党1.7%、日本保守党0.9%、社民党0.7%。
 政党支持率は、自民が前月比0.2ポイント減の17.2%、国民民主が同0.3ポイント増の5.7%、立民が同0.6ポイント増の4.4%。以下、公明3.7%、維新2.3%、れいわ1.9%、共産と参政がともに0.9%、日本保守0.7%、社民0.3%。支持政党なしは58.5%だった。
 調査は全国18歳以上の2000人を対象に個別面接方式で実施。有効回収率は58.8%。 

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