〔ロンドン外為〕円上昇、一時142円台(22日午前10時) 2025年05月22日 18時31分
【ロンドン時事】22日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米金融市場でのトリプル安(株安・債券安・通貨安)再燃への警戒感がくすぶる中、円買い・ドル売りが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=143円台前半に上昇した。一時は142円台後半を付けた。午前10時現在は143円24~34銭と、前日午後4時(143円62~72銭)比38銭の円高・ドル安。
円は序盤、堅調に推移した海外市場の流れを引き継ぎ、2週間ぶりの高値となる142円80銭近辺を付ける場面もあった。その後、円は売られて上げ幅を縮めた。市場では、米国の財政悪化が懸念される大規模減税を盛り込んだ法案の動向に注目が集まっている。
対ユーロは1ユーロ=161円89~99銭(前日午後4時は162円87~97銭)と、98銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1297~1307ドル(同1.1335~1345ドル)。
ポンドは1ポンド=1.3397~3407ドル(同1.3431~3441ドル)。