〔東京株式〕軟調=米雇用統計前に買い手控え(7日後場中盤) 2025年02月07日 13時56分

 (13時51分)日経平均株価は後場寄り付きに比べて若干下げ幅を広げるなど、軟調に推移している。ドル安・円高の流れはいったん止まったが、トヨタ〈7203〉は底ばい状態となるなど戻りは鈍い。「休日前の上、引け後に発表される米雇用統計の内容次第で米国の利下げ先送り観測が強まって一段と円高に振れかねないため、買いは手控えられている」(国内証券)という。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比181円89銭安の3万8884円64銭で始まった。相場全体を動かす新たな手掛かり材料は見当たらず、日経平均は3万8900円付近でのもみ合い状態が続いている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比172円88銭安の3万8893円65銭、東証株価指数(TOPIX)は10.61ポイント安の2741.59と、ともに反落。為替の円高進行が嫌われ、海外売上比率の高い業種を中心に売りが優勢となった。前日まで上昇していた銘柄が多かったことで、戻り売りも出た。
 38%の銘柄が値下がりし、59%が値上がりした。出来高は9億3760万株、売買代金は2兆1378億円。
 業種別株価指数(33業種)は輸送用機器、精密機器、卸売業、不動産業などが下落した。上昇は金属製品、空運業など。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は小幅続伸。出来高2億0702万株。
 【グロース】グロース250とグロースCoreは小幅高。

 (10時16分)日経平均株価は朝方に比べて若干下げ幅を縮めている。寄り後、外国為替市場でドルの対円相場が1ドル=150円台に突っ込む場面があり、日経平均も一時下げ幅が300円を超えたが、ドル安・円高の流れが一服すると日経平均も下げ渋った。為替は対ユーロでも前日に比べて円高になっており、自動車株が総じて安いほか、精密機器も下落率が大きめだ。米雇用統計の発表や日米首脳会談を前に動きにくい局面だが、「決算を材料に大きく上昇している銘柄も見られる」(大手証券)という。上期の実績が市場コンセンサスを上回ったメルカリ〈4385〉がストップ高になるなど、個別物色は活発だ。

 (寄り付き)前場の日経平均株価は前日比158円77銭安の3万8907円76銭と、反落して始まった。為替のドル安・円高が重しとなり、売りが先行している。

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