ルビオ米国務長官、13日から独・中東歴訪=ウクライナ・ガザ情勢協議へ 2025年02月07日 14時41分

ルビオ米国務長官=3日、パナマ(AFP時事)
ルビオ米国務長官=3日、パナマ(AFP時事)

 【ワシントン時事】米国務省当局者は6日、ルビオ長官が13~18日の日程でドイツのほか、イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)、カタール、サウジアラビアを歴訪すると明らかにした。AFP通信が報じた。
 長官就任後、ルビオ氏が欧州と中東地域を訪問するのは初めて。
 中東歴訪では、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦継続について各国高官と協議。トランプ大統領が表明した「ガザ所有」とガザ住民移住の構想に関しても、反発を強めるアラブ諸国に米側の意図を説明する見通しだ。
 ルビオ氏は5日、トランプ氏の発言について、「米国が(ガザ)再建に責任を負うという申し出だった」と釈明。住民移住も一時的なものにとどまるとの認識を示している。
 ドイツでは14~16日の日程で開かれる「ミュンヘン安全保障会議」に出席。同会議にはケロッグ米特使(ウクライナ・ロシア担当)も参加する予定で、ロシアが侵攻を続けるウクライナの停戦に向けて、欧州各国高官と意見交換するとみられる。 

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