地方発展へ毎年病院建設=正恩氏が演説―北朝鮮 2025年02月07日 16時20分

6日、平壌郊外で行われた病院の起工式に出席した北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(中央)=朝鮮中央通信が7日配信(AFP時事)
6日、平壌郊外で行われた病院の起工式に出席した北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(中央)=朝鮮中央通信が7日配信(AFP時事)

 【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、金正恩朝鮮労働党総書記が6日、平壌郊外の江東郡で行われた病院の起工式に出席したと報じた。正恩氏は「都市と地方の格差が最も現れる領域が保健衛生、科学教育分野だ」と演説。今年は同郡を含む3地域、来年からは毎年20地域で病院を建設する方針を表明した。
 地域格差の解消に取り組む姿勢をアピールし、民心の離反を防ぐ狙いとみられる。正恩氏は「地方の文化水準は首都に比べてあまりにも遅れている」と指摘。「一流の総合病院を首都に建て、その技術と経験を全国に波及させる。すべての市と郡に現代的な病院を建設し、誰もが現代医学の恩恵を受けられるようにしたい」と強調した。 

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