〔NY外為〕円、146円台半ば(9日朝) 2025年07月09日 22時08分
【ニューヨーク時事】9日午前のニューヨーク外国為替市場では、米高関税政策を警戒した円売り・ドル買いの流れが一服、円相場は1ドル=146円台半ばで推移している。午前9時現在は146円50~60銭と、前日午後5時(146円55~65銭)比05銭の円高・ドル安。
トランプ米大統領は今週に入り、日本を含む14カ国に対して新たな相互関税の税率を通知したほか、輸入する銅に対し50%の関税を課す考えを示した。米国の高関税政策が日本の景気を下押しし、米国ではインフレの再燃を招くとの観測から円売り・ドル買いの流れが加速。円相場は海外市場で一時147円台前半まで下落する場面があった。
ニューヨーク市場に入ってからも円安・ドル高の流れは根強いものの、米長期金利の上昇一服もあり、円相場は146円台後半で下げ渋る展開。この日午後に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を前に様子見ムードも広がっている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1710~1720ドル(前日午後5時は1.1719~1729ドル)、対円では同171円60~70銭(同171円78~88銭)と、18銭の円高・ユーロ安。