中ロ外相が会談=プーチン氏訪問の地ならし 2025年07月10日 18時32分

ロシアのラブロフ外相(左)と中国の王毅共産党政治局員兼外相(EPA時事)
ロシアのラブロフ外相(左)と中国の王毅共産党政治局員兼外相(EPA時事)

 【北京時事】中国の王毅共産党政治局員兼外相とロシアのラブロフ外相は10日、マレーシア・クアラルンプールで会談した。中ロ両政府が発表した。プーチン大統領は8月末~9月初旬、上海協力機構(SCO)首脳会議や「抗日戦勝80年記念行事」に際して公式訪中を計画しており、外相間で首脳外交の地ならしを行ったとみられる。
 中国外務省によると、王氏は「中ロの戦略的連携の水準を絶えず高め、両国の安全保障や発展における利益を守っていく」と強調。ラブロフ氏は、米国を念頭に「特定の大国がアジア太平洋地域の分裂を引き起こし、対立をあおることを警戒している」と語り、SCOなど多国間の枠組みを通じた中国との協力強化に意欲を示した。 

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