マハティール元首相、100歳=「怖い」と実感も―マレーシア 2025年07月10日 17時23分

マレーシアのマハティール元首相=5月26日、京都市
マレーシアのマハティール元首相=5月26日、京都市

 【クアラルンプール時事】日本などを経済発展の手本とする「ルックイースト(東方)政策」で知られるマレーシアのマハティール元首相が10日、100歳の誕生日を迎えた。
 誕生日に合わせ、フェイスブック上でインタビューの生中継動画を公開。元気そうな様子で「大変特別なことだ」と喜びつつ、「100歳を迎えるのは(自分がどうなるか不安で)とても怖い」と率直に語った。
 マハティール氏は通算24年にわたり首相を務め、2020年に辞任。22年11月の総選挙で落選後は政治の一線から遠ざかっている。ただ、ネット上や集会での政治評論は手厳しく、アンワル現首相とは激しく対立していた。
 そのアンワル氏も、この日はフェイスブックを通じ「健康的な生活と絶えざる慈善活動は、高齢化が進むマレーシア社会の手本だ」とマハティール氏を称賛。「これからも意義ある人生を送ってほしい」とエールを送った。 

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