米上院軍事委員長が訪台=頼総統と会談、中国けん制 2025年08月29日 18時56分

台湾の頼清徳総統=23日、台北(EPA時事)
台湾の頼清徳総統=23日、台北(EPA時事)

 【台北時事】台湾の頼清徳総統は29日、台北の総統府で同日訪台した米上院軍事委員会のウィッカー委員長(共和)と会談し、「権威主義の脅威に直面する台湾は国家の安全を守る決意がある」と訴えた。ウィッカー氏は「台湾の要望や懸念への理解を一層深めるため訪問した」と述べた。両氏は米台連携をアピールし、台湾への軍事的威圧を強める中国をけん制した。
 頼氏はまた、台湾の防衛費に関し、2026年は域内総生産(GDP)比3%超へ、30年までに同5%へそれぞれ高める目標を説明し、「米国から装備の購入を進めたい」と強調。トランプ政権が要求する軍事費の増額に応じる考えを示した。
 米上院軍事委員長の訪台は2016年以来9年ぶり。同委メンバーのフィッシャー上院議員(共和)も同行し、30日まで滞在する。頼氏は昨年12月、ウィッカー氏とオンラインで会談した。
 中国外務省の郭嘉昆副報道局長は29日の記者会見で、ウィッカー氏らの訪台について「米台の公的交流に一貫して断固反対だ」と反発し、「強烈な不満」を表明した。 

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