ペートンタン首相が失職=軍批判、最大与党に打撃―タイ憲法裁 2025年08月29日 18時08分

【バンコク時事】カンボジアとの国境対立でタイ軍を批判する発言をし、失職を請求されたタイのペートンタン首相(39)について、憲法裁判所は29日、失職を認める判決を言い渡した。ペートンタン氏が党首を務め、父のタクシン元首相(76)が実質的オーナーの最大与党・タイ貢献党に大打撃となる。
憲法裁の裁判官9人中6人が失職に賛成した。判決は「ペートンタン氏はタイの国益よりもカンボジア側の利益を優先した。支持率を高めて政権を安定させることが目的だった」と断じ、重大な倫理違反に当たると結論付けた。ペートンタン氏は報道陣に「判決を受け止める。国民の命を守るための発言だった」と釈明した。