〔米株式〕ダウ反落、104ドル安=ナスダックも安い(29日午前) 2025年08月29日 23時16分

 【ニューヨーク時事】週末29日午前のニューヨーク株式相場は、注目された米個人消費支出(PCE)物価統計が予想に沿った内容となる中、利食い売りに押され、反落している。午前10時現在は、優良株で構成するダウ工業株30種平均が前日終値比104.84ドル安の4万5532.06ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数が186.22ポイント安の2万1518.94。
 米商務省が朝方発表した7月の個人消費支出(PCE)物価指数は、全体、コアともに市場予想と一致した。全体の前年同月比伸び率は2.6%と、連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%を引き続き上回り、高関税政策の影響が一部で顕在化。また、米政府が29日、小包など800ドル未満の少額輸入品に対する関税免除措置を撤廃したことも物価を押し上げるとの懸念につながり、朝方は利益確定の売りが先行している。
 一方、28日に講演したウォラーFRB理事は、9月16、17日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)では、労働市場の鈍化を踏まえて利下げを支持すると明言。0.25%を超える大幅な利下げは必要ないとしつつも、9月5日に発表される8月の雇用統計次第では「考えが変わる可能性がある」などと語り、金融緩和期待は根強い。
 ダウ構成銘柄を見ると、27日夕方に四半期決算を発表したエヌビディアが2.9%安。年間の関税コスト予測を引き上げたキャタピラーが2.5%安。半面、ナイキやヘルスケア関連企業は堅調に推移している。

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