〔ロンドン外為〕円下落、一時148円台=1カ月ぶり(12日午前10時) 2025年05月12日 20時28分

 【ロンドン時事】週明け12日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米中両国が貿易協議で合意したことを受けてドル買い・円売りが進み、円相場は4月9日以来約1カ月ぶりに一時148円台に下落した。午前10時現在は147円87~97銭と、前週末午後4時(144円95銭~145円05銭)比2円92銭の大幅な円安・ドル高。
 米中両国は10、11両日にスイス・ジュネーブで行った貿易協議で、相互に課した追加関税を115%引き下げ、90日間の交渉期間に入ることで合意した。市場では貿易摩擦激化への警戒感が後退し、安全資産とされる円を売ってドルを買う動きが勢いづいた。
 対ユーロは1ユーロ=164円21~31銭(前週末午後4時は163円32~42銭)と、89銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1100~1110ドル(同1.1262~1272ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3165~3175ドル(同1.3300~3310ドル)。

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