〔米株式〕ダウ下落に転じる、230ドル安=FOMC受け(29日午後2時20分) 2025年01月30日 04時29分
【ニューヨーク時事】29日午後のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)発表の連邦公開市場委員会(FOMC)声明がタカ派的な内容だったことを嫌気し、下げに転じている。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午後2時20分現在、前日終値比230.91ドル安の4万4619.44ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は227.75ポイント安の1万9505.84。
FRBはこの日のFOMCで、政策金利を4会合ぶりに据え置くことを決定した。インフレの鈍化が進展せず、景気や労働市場も底堅さを保つ中、金融緩和をいったん休止した格好となった。FRBは声明で、「インフレが2%の目標に向かって進展した」との文言を削除し、利下げをひとまず休止する意向をにじませた。これを受け、米長期金利が上昇。相場は売りが優勢となっている。