〔東京株式〕上げ幅縮小=半導体の一角が値を消す(29日後場寄り付き) 2025年01月29日 12時37分
(後場寄り)後場の日経平均株価は前日比169円04銭高の3万9185円91銭で始まるなど上げ幅を縮小している。プライム市場で約6割の銘柄が値上がりした前場の流れを引き継ぎ幅広い業種に買いが入っているものの、値がさの半導体関連株の一角が値を消し指数を押し下げている。
(前引け)【プライム】朝方上昇していた半導体など人工知能(AI)関連株が上げ幅を縮小した一方、景気敏感株に買いが入り日経平均株価は、前日比215円88銭高の3万9232円75銭と小幅高。東証株価指数(TOPIX)も17.07ポイント高の2773.97と堅調だった。
61%の銘柄が値上がりし、値下がりは34%。出来高は8億4443万株。売買代金は2兆2016億円。
業種別株価指数(33業種)は電気機器、サービス業、化学などが上昇。下落は精密機器、海運業、鉱業など。
【スタンダード】スタンダードTOP20は堅調。出来高は1億8235万株。
【グロース】グロースCore、グロース250はともに上昇。
(10時30分)日経平均株価は一時400円超高まで上昇するなどプラス圏で推移している。市場関係者は「景気敏感株を中心に値上がりしている」(大手証券)としている。
朝方、上昇が目立っていた半導体など人工知能(AI)関連株は伸び悩んでいる。半導体関連は中国の新興企業「ディープシーク」が開発する低コスト・高性能の人工知能(AI)モデルが関連産業の脅威になるとの観測で週初から売られていたが、今朝は買い戻された。しかしAI関連の一角であるフジクラ〈5803〉は値を消す展開で、市場では「まだディープシークの影響は続いている」(同)との声が聞かれた。
(寄り付き)日経平均株価は前日比256円93銭高の3万9273円80銭と上昇して始まった。前日の米国市場で半導体大手エヌビディア株が8%超上昇するなどハイテク関連が値上がりした流れを引き継いでいる。半導体関連の一角であるアドバンテス〈6857〉は買い気配を唱え始まった。