〔東京外為〕ドル、146円台後半=米長期金利の低下受け下落(29日午前9時) 2025年08月29日 09時08分
29日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米国での早期利下げ観測を背景とした長期金利の低下を受け、1ドル=146円台後半に下落した。午前9時現在、146円82~83銭と前日(午後5時、147円16~18銭)比34銭のドル安・円高。
前日の海外市場では、欧州時間は147円30銭台から146円80銭前後へ水準を切り下げた。米国時間に入ると、良好な米経済指標を受け、147円20銭前後に回復。買い一巡後は米長期金利の低下に伴い、一時146円60銭近くに値を下げた。その後は146円台後半~147円台前半で推移している。4~6月期の米実質GDP(国内総生産)改定値は年率換算で前期比3.3%増と、速報値(3.0%増)から上方修正され、市場予想(3.1%増)も上回った。米週間新規失業保険申請件数も前週比5000件減の22万9000件と改善し、市場予想を下回る良好な結果となった。これらを受け、ドルはいったん買われた。
ただ、クック米連邦準備制度理事会(FRB)理事がトランプ米大統領による解任通告は違法として、職務継続の確認を求めて提訴。「改めてトランプ氏が要求する利下げが意識されて米長期金利が低下し、ドルが売られた」(邦銀)とされる。ウォラーFRB理事が9月会合での0.25%の利下げを支持する一方で、大幅な利下げは「必要ない」と語り、朝方にはややドルが買われた。8月の東京都区部消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合が前年同月比2.5%上昇と市場予想通りで、市場の反応は限定的だった。
ユーロは対円、対ドルで上昇。午前9時現在、1ユーロ=171円47~49銭(前日午後5時、171円35~37銭)、対ドルでは1.1679~1680ドル(同1.1643~1644ドル)。