セブン&アイ、営業益3兆4000億円へ=コンビニ国内1000店舗増―30年度 2025年08月06日 11時02分

セブン&アイ・ホールディングスは6日、コンビニ事業の立て直しに向けた新たな事業戦略を発表した。2030年度までに国内でコンビニを1000店増やし、海外では1300店を新たに出店。商品宅配事業やフードサービスの強化などを通じて収益力を高め、売上高に当たる営業収益は24年度比13%増の11兆3000億円、営業利益は26%増の3兆4000億円を目指す。
セブンを巡っては、カナダの同業大手アリマンタシォン・クシュタールが巨額買収の提案を7月中旬に撤回し、約1年にわたる攻防が決着した。事業戦略の策定はスティーブン・ヘイズ・デイカス社長の新体制が5月に発足してから初めて。
デイカス社長は東京都内で6日に開いた記者会見で、国内コンビニ事業について「競合他社に対してやや受け身だ。特に若い顧客を中心に支持が低下している」と危機感を表明。その上で「変化の最前線に立つ必要がある」とスピード感を持って改革に取り組む決意を示した。
重点分野と位置付ける宅配事業では、国内の売り上げを現行の10倍超となる1200億円に拡大。北米では対応店舗数を1割強多い8500店に拡充し、人口カバー率を50%超に高める。国内外の店舗改装費や、コンビニ事業の補完につながる企業の合併・買収(M&A)に、最大で3兆2000億円を投じる計画だ。
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