〔東京外為〕ドル、147円台半ば=米CPI発表控えもみ合い(15日午後3時) 2025年07月15日 15時03分

 15日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、日本時間今夜に米消費者物価(CPI)の発表を控えて、1ドル=147円台半ばから後半でもみ合っている。午前中は多少の上下がみられたが、午後は値動きが乏しい。午後3時現在、147円57~58銭と前日(午後5時、147円36~38銭)比21銭のドル高・円安。
 前日の海外市場では、欧州時間は147円10~30銭台で小動き。米国時間は長期金利の上昇やドル買いフローなどでじり高となり、中盤には147円70銭台に上昇した。終盤は、長期金利の上昇が一服する中、米CPIの発表を控えて見送りムードが強まり、147円70銭前後で小動きとなった。
 東京早朝は買いが先行し、いったん147円80銭台に上昇。午前9時以降は、米長期金利の上昇一服や日経平均株価が一時マイナスに転落したことなどに圧迫され、147円50銭台に下落した。その後は買い戻され、147円80銭前後を回復する場面もあったが、正午は147円60銭前後に伸び悩んだ。午後は146円50~70銭前後のレンジ圏内の小幅な値動きにとどまっている。
 市場では「午前中はある程度は上と下を試す動きもあったが、午後は動意が乏しく、こう着感が強まっている」(為替ブローカー)と指摘されている。今夜の米CPI発表を控えて「このまま様子見状態が続くのではないか」(大手邦銀)との声が聞かれる。
 ユーロは午後に入って対円、対ドルで強含み。午後3時現在は、1ユーロ=172円43~46銭(前日午後5時、172円20~21銭)、対ドルでは1.1684~1685ドル(同1.1682~1687ドル)。

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