〔東京外為〕ドル、144円台半ば=月末フローでもみ合い(28日午後3時) 2025年05月28日 15時09分

 28日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、月末に伴うフローの動きなどで売り買いが交錯し、もみ合いとなった。午後3時現在は、1ドル=144円27~28銭と前日(午後5時、143円73~74銭)比54銭のドル高・円安。
 東京時間の午前は、国内金利の上昇を受けて売りが先行し、143円80銭台に下落。その後は、スポット応当日による実需の買いなどが入り、144円70銭台に上昇した。正午に向けては、利食いなどに押され、144円20銭台に軟化した。
 午後は、いったん144円70銭台に再浮上したが、40年債入札の低調な結果を受けた金利上昇を背景に144円20銭台に押し戻される展開になった。その後は押し目を拾う動きが散見され、144円70銭台に持ち直す場面もあったが、上値を追う勢いはなく、144円20~70銭台のレンジ相場が続いている。
 ドル円は新規の材料が乏しい中、月末のフロー主導で荒い値動きとなっている。この後について、市場では「フローの動きが一巡し、海外時間までは動きづらい」(外為仲介業者)との見方が出ていた。
 ユーロは正午に比べ対円で小幅安、対ドルでは小動き。午後3時現在は、1ユーロ=163円23~26銭(前日午後5時、162円99~163円01銭)、対ドルでは1.1314~1314ドル(同1.1340~1341ドル)。

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