技能実習生増へ「全力」=バングラ首席顧問、日本に期待 2025年05月29日 19時54分

来日中のバングラデシュ暫定政権のユヌス首席顧問は29日、同国から日本に送り出す若者の技能実習生を増やすため、政府として「手助けが必要なことがあればベストを尽くす」と述べた。東京都内で実習生を受け入れる企業の関係者らを前に講演した。在日バングラデシュ大使館によると、同国からは既に約1500人の実習生が来日しているが、ユヌス氏は大幅増への意欲を示した。
ユヌス氏は「バングラデシュの人口1億8000万人の半分が36歳以下だ」と述べ、若年層が「日本から学ぶことは多い」と語った。また、昨年8月のハシナ政権崩壊後、日本政府が「惜しみない支援を実施してくれた」と謝意を表明した。