〔東京外為〕ドル、147円台半ば=米金利低下で小幅安(27日午前9時) 2025年08月27日 09時04分
27日朝の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、26日の米国時間に低下した長期金利を眺めて、1ドル=147円台半ばに小幅下落した。午前9時現在、147円47~48銭と前日(午後5時、147円69~69銭)比22銭のドル安・円高。
26日の欧州時間は、クック米連邦準備制度理事会(FRB)理事の解任を巡る思惑が交錯する中、147円30~60銭台で推移した。米国時間の序盤は147円70銭台まで上昇したが、中盤にかけは、長期金利の低下を受けて、147円10銭付近に水準を切り下げた。終盤に向けては、147円50銭台まで買い戻されたが、その後は147円20~40銭台でもみ合った。東京早朝も同水準で推移。
米国時間に民間有力調査機関コンファレンス・ボード(CB)が発表した8月の消費者景気信頼感指数で97.4と市場予想(ロイター)の96.2を上回ったが、前月の98.7から低下していたことから反応は限定された。
本日の東京時間は、材料に乏しい中、時間外取引の米長期金利や日経平均を手掛かりに推移するだろう。クックFRB理事解任を巡る動向や9月5日に発表される8月の雇用統計を見極めたいとのムードが広がる。スポット応当日で仲値公示に向けては実需の取引が交錯すると見られるが、実需の売買一巡後は「147円台のレンジで推移する」(FX会社)と予想される。
ユーロは対円、対ドルともに小動き。午前9時現在、1ユーロ=171円62~63銭(前日午後5時、171円63~65銭)、対ドルでは1.1636~1637ドル(同1.1621~1622ドル)。