〔ロンドン外為〕円下落、148円台後半(18日午前10時) 2025年07月18日 18時42分
【ロンドン時事】週末18日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、日本の参院選を週末に控え、ばらまき政策などによる財政悪化を懸念した円売り・ドル買いが優勢となり、1ドル=148円台後半に下落した。午前10時現在は148円54~64銭と、前日午後4時(148円43~53銭)比11銭の円安・ドル高。
週末の参院選を前に円が売られる局面となる中、昨日発表の好調な米指標を受けた円売り・ドル買いに押され、じり安に推移した海外市場の流れを引き継いだ。ただ、149円に迫ると利益確定の円買い・ドル売りが見られ、下げ幅を縮小した。
市場では「(与党が大敗するのでなければ)財政悪化懸念での織り込みは進んでおり、円は150円台に乗せるか、乗せてやや売られた後は利食いなどの円買い・ドル売りに押し戻されるのではないか」(邦銀筋)との見方が聞かれた。
対ユーロは1ユーロ=172円85~95銭(前日午後4時は172円02~12銭)と、83銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1630~1640ドル(同1.1583~1593ドル)。
ポンドは1ポンド=1.3432~3442ドル(同1.3404~3414ドル)。