〔ロンドン外為〕円、144円台半ば(20日午前10時) 2025年05月20日 18時18分

 【ロンドン時事】20日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、日本の長期金利上昇を眺めて円買い・ドル売りが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=144円台半ばに上昇した。午前10時現在は144円43~53銭と、前日午後4時(144円85~95銭)比42銭の円高・ドル安。
 日米財務相会談で米国が円安是正を要請するとの警戒感が市場で広がる中、円はじり高に推移した海外市場の流れを継続。時間外取引の米長期金利が低下したことも円買い・ドル売りを誘い、144円10銭程度まで上値を伸ばした。円買いが一巡すると、持ち高調整の円売り・ドル買いが進んだ。
 対ユーロは1ユーロ=162円60~70銭(前日午後4時は163円01~11銭)と、41銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1253~1263ドル(同1.1248~1258ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3369~3379ドル(同1.3361~3371ドル)。

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