ウラン濃縮で妥協拒否=対米交渉に懐疑的―イラン指導者 2025年05月20日 21時09分
【イスタンブール時事】イランの最高指導者ハメネイ師は20日、首都テヘランで演説し、米国がイランの核開発を巡る協議でウラン濃縮活動停止を求めていることについて「大きな過ちだ。われわれは独自の政策を持ち、それに従う。許可を待ってはいない」と反発した。イランのメディアが伝えた。
米国とイランはオマーンを仲介役として、これまで間接的な形式で4回の高官協議を実施している。ハメネイ師は米国との交渉について「実を結ぶとは思わず、どうなるか分からない」と懐疑的な見方を示した。
トランプ米大統領は15日、訪問先のカタールで、イランとの核合意が「近づいている」との認識を示していた。