〔ロンドン外為〕円、144円台後半=日銀会合受けた売り一巡(2日午前10時) 2025年05月02日 19時06分

 【ロンドン時事】週末2日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、日銀の早期利上げ観測の後退を受けた円売り・ドル買いが一巡し、1ドル=144円台後半に強含んだ。午前10時現在は144円79~89銭と、前日午後4時(145円30~40銭)比51銭の円高・ドル安。
 2日の東京市場では、前日の日銀金融政策決定会合の結果を受けて早期利上げ観測が後退し、円は一時145円台後半と約3週間ぶりの水準まで下落した。その後は利益確定や持ち高調整の円買い・ドル売りが優勢となり、ロンドン市場もこの流れを引き継いだ。ただ、2日の米雇用統計発表を前に、積極的な売買は手控えられている。
 対ユーロは1ユーロ=164円10~20銭(前日午後4時は163円94銭~164円04銭)と、16銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1328~1338ドル(同1.1277~1287ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3320~3330ドル(同1.3291~3301ドル)。

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