金正恩氏、特別列車で平壌出発=6年半ぶり訪中へ―韓国報道 2025年09月01日 15時42分

ミサイルの生産施設を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(右から2人目)=8月31日(朝鮮通信・時事)
ミサイルの生産施設を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(右から2人目)=8月31日(朝鮮通信・時事)

 【ソウル、北京時事】複数の韓国メディアは1日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が同日午後(日本時間同)、中国に向け専用列車で平壌を出発したと報じた。韓国政府高官の話としている。正恩氏は、北京で3日に行われる「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」記念日の軍事パレードに、習近平国家主席やロシアのプーチン大統領らと出席する。
 正恩氏の訪中は6年半ぶり。北京では習氏と会談し、中朝の「血で固めた友情」を再確認するとみられる。このほか、プーチン氏との個別会談、中朝ロ首脳による3者会談を行う可能性もある。韓国メディアによると、3カ国の最高指導者が一堂に会すれば、1959年以来となる。
 平壌から北京までは鉄路で20時間程度かかるため、正恩氏の到着は2日になるとみられる。沿線では警備が強化され、中国遼寧省丹東の対北朝鮮国境に近いホテルは外国人客の受け入れを数日前から停止していた。 

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