中国で3日に軍事パレード=北京厳戒、市民生活に影響も 2025年09月01日 17時34分

「戦勝80年」を記念して設置された花壇で写真を撮る人々=8月29日、北京
「戦勝80年」を記念して設置された花壇で写真を撮る人々=8月29日、北京

 【北京時事】中国・北京で3日、「抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利80周年」を記念する行事や軍事パレードが実施される。ロシアのプーチン大統領、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記ら各国首脳が参加することもあり、市内は厳戒態勢となっている。
 軍事パレードには、26カ国の首脳らが出席する予定。習近平国家主席が演説し、閲兵する。繁華街には記念の花飾りが設置されるなど、準備は大詰めを迎えている。
 行事の会場となる天安門広場は1日から閉鎖され、世界遺産の故宮も8月31日から休業となった。街頭には多数の公安当局者が配置され、不審な動きがないか目を光らせている。2日午後からは市中心部で交通が規制され、地下鉄駅も封鎖される。
 当局は、パレードが行われるメインストリート「長安街」沿いの一部企業に対し、2日午後以降は人員を事務所に出入りさせないよう要請。住民にも3日午前の外出を控えるよう指示している。 

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