タイ、ミャンマー難民の就労許可=米国の援助削減で政策転換 2025年08月26日 21時56分

【バンコク時事】タイ政府は26日の閣議で、ミャンマーとの国境沿いにある難民キャンプに居住するミャンマー人の雇用に関するガイドラインを承認した。これまで原則認めてこなかった難民の就労を許可する内容で、トランプ米政権による対外援助削減でキャンプへの支援が一部停止するなどの事態を受けて政策を転換した。
タイ政府によると、ミャンマーと国境を接する北西部のメーホンソン県やターク県などに計九つの難民キャンプがある。1984年以降、紛争から逃れるなどしたミャンマー人が暮らし、現在その数は約7万7000人に上る。